中国 People's Republic of China 2004 7 12

 私は、中国に関して、少し、心配しています。
中国人は、やがて壁にぶつかるでしょう。
本当の豊かさとは、何か。
それを考える時が来るでしょう。
 テレビを買った。
冷蔵庫を買った。
エアコンを買った。
車を買った。
こういうものを買い揃えていく時は、幸福感を感じるでしょうが、
それが、本当の豊かさなのか。
 中国には、千年以上も語り継がれている漢詩があります。
私は、漢詩を読み、
爽快な気分になる時もあれば、
悲しくなる時もあります。
 たとえ、中国人が漢詩を忘れても、
漢詩は、今後も、語り継がれていくでしょう。
以下に漢詩と日本語訳を掲載します。

 静夜思 李白

 床前看月光
 疑是地上霜
 挙頭望山月
 低頭思故郷

床前月光を看る
疑ふらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低れて故郷を思ふ

ふと枕元を見れば、そこに月の光がさしこんでいる。
地上に降りた霜かと思えるほど、白かった。
どのような月かと、山の端の月を見る。
目を伏せて、月の光を、故郷の月と見る。

どうも、日本語に訳してしまうと、漢詩の格調の高さがなくなってしまう。
もちろん、私の日本語訳が下手なのかもしれない。























































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